七条会館のできる前の総会は東町では旧S氏宅、中町では福泉寺等、西町は願通寺や社務所等それぞれ各町で総会が開催されていました。
また、当時会議所はありましたが、老朽化が進んでおり会館建設は町民の念願であり、町民の宿題でもあった。七条町全体で総会を開くこと会館を建てることが町民の悲願でありました。
おりしも、時の滋賀県知事武村正義氏が「草の根ハウス」の補助制度を創設された。この機会に是非とも建築すべきと町民の要望である。
会議所(現社務所)は七条尋常小学校の校舎で、元「開新学校」の校舎を分けて建築されました。
☆ 会館建設
建設委員 委員長(木野平氏→井関英隆氏)委員 (東町)川崎伊典氏、松田好司氏、戸田豊氏 (中町)井関一雄氏、東野林一氏、井関英隆氏
(西町)井関一氏、樋口永吉氏、木野茂氏、木野幸次郎氏
建設場所 現社務所を新築改修するのは、西に偏り過ぎだし、春の大祭に支障をきたすので、町中央部で検討される。
現県道の両側は住宅街で埋まっており、仮にあっても土地の買収費までは工面できないので神社境内地の現在地に決まった。
設計 市役所岸本建築課長に相談 田中建築設計事務所(旧米原町)・・設計内容は町内各層の意見を聞く
他町の殆どの会館の広間の前は床の間になっているが、七条町は会合の利用を考えステージとされる。
施工業者 S53年8月 市内大手7社の競争入札 ㈱ 大栄鉄工所建築部 現 大栄重工業(㈱ (市内列見町217番地)
当時七条町で建設関係でおられないのが畳屋さんだけなので、落札業者に町内業者を優先に協議していただくよう調整された。(屋根工事:堤板金さん、電気工事:マルワ電工さん)
建設費等 約4千万円 県・市補助金と町民が3年分割で納入。
( 平成20年 井関英隆氏 著 回顧録より引用させていただきました)
町民均等割り+寄付金 合計約3千万円 町内企業寄付金105万円
補助金額 510万円 県400万円 市80万円 老人の部屋 30万円
建築概要 鉄骨2階建て、簡易耐火建造物、1F 192.68m2 2F 192.68m2 合計385.36m2
完成 S54年3月竣工
-----------------------------------------------------------------
☆ バリアフリ-工事 平成16年10月 完成 約871万円 内市補助金 200万円 (有) 西側屋
☆ 会館長寿命化改修工事 令和元年 完成令和元年10月17日
工事内容 外壁改修、シロアリ防除工事、2階窓枠改修等 約412万円 内市補助金 100万円 宮司町 丸八田辺工業
☆ 会館屋根および事務室天井工事 令和2年 約310万円 宮司町 丸八田辺工業
☆ 会館内リフト(昇降機)設置(東部発展会様のご寄贈) 令和3年 167万円
表の標柱は七条町
住吉繫松氏書
玄関ホールと中央廊下
玄関の表札は列見町
書道家
井関弘氏書
1階和室
4間
二階大広間の額
滋賀県知事
武村正義 氏
2階 大広間60畳
ステージ