七条町は、東町、中町、西町と自治会が3つに分断されていて、継続的・一体的なまちづくり活動を行うことが困難な状況にありました。そこで「自治会の垣根を越え、まちづくり活動に取り組もう」という気運が高まり、町総会での議決を経て、2001年に「七条町まちづくり委員会」を結成、地域の特性を生かしたまちづくり活動が始まったのです。
まちづくり委員会が活動をおこなうにあたり、まず、町民に対して、「七条のどんな点が気になるか?」「どんな町にしていきたいか?」などを問うアンケート調査を行いました。その結果から、主に町内を流れる河川を中心とした環境調査や、町内に残る歴史文化の顕彰活動等に力を入れることとなりました。
まちづくりの参考に見学にこられた旧高月町渡岸寺区
2003年度には、長浜市連合自治会をはじめとする各種関係団体が中心となって開催した「コミュニティを考える市民フォーラム」において先進事例として発表、その活動を積極的に市内外に広くPRすることができるとともに、まちづくり活動の気運醸成にも大きな効果が認められたと自負しています。
2004年度には、「自然再生事業」として、足柄神社裏水路に約60メートルの人工植栽(ベストマンロールシステム)を実施、とくに七条町に自生している植物による植裁を行いました。
「ベストマンロール」設置の様子
2007年度は、「能」の上演と講演会開催を企画、それを「滋賀県県民文化チャレンジ活動」に応募したところ、見事採択され、実施することができました。9月の能の上演会には、町内外から300人以上の方が来場してくださいました。マスコミにも多く取り上げられ、より一層の自信を持ちました。
記事は「能楽タイムス」を引用しました。
同じく2009年には「能面打ち体験教室」を企画実施して、多くの方が能面作りを体験しました。
2009年度からは、地元産竹と廃食油を集めて作った燃料で燈明祭を彩った「灯り菜」を実現しました。
【2013~2015年度まちづくり委員会メンバー】
委員長 浅井節男
副委員長 杉江幸一・井関幸代
会計 清水浩徳
書記 樋口幸永
委員
土田武行・田中眞人・木村茂・明雪久実子・小川敦・井関忠弘・岸田洋平・西尾直人・樋口重明
顧問 外村哲郎